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旧耐震基準と新耐震基準ってなに?違いや確認方法を解説!

1981年以降と以前では違う!地震に強いお家を見分けよう

こんにちは!

今回は”旧耐震基準と新耐震基準の違い”についてご紹介いたします。

「旧耐震」「新耐震」という言葉を聞いたことがある方も
いらっしゃるかもしれません。

新耐震基準と呼ばれる耐震基準はいつから適用されたのか?
旧耐震基準との違いや確認方法は?

こちらではその中身について詳しく解説していきます。

新耐震基準と旧耐震基準の違い

日本は地震大国と言われるほど、地震の発生回数が多い国です。

国土面積は全世界の0.25%でありながらも、
地震の発生回数は全世界の18.5%を占めるほど、日本では頻繁に地震が発生しています。

揺れの大きさは、生活に支障のない小さなものから
大災害をを招く恐れのある大規模なものまで様々です。

ですが実際には、100年に一度と言われるような震度6以上の大地震が
数年に一度のペースで発生しており、
今後も南海トラフ巨大地震、首都直下地震などの地震が想定されています。

そうした地震から家族や建物を守るため、
1950年に建築基準法が制定されて以来、1971年、1981年、2000年に
耐震基準は改正を重ねてきました、

そして、その中でも特に大きな転換となったのが、
1981年に施行された「新耐震基準」なのです。

旧耐震基準とは?

1950年の建築基準法制定以来、1981年5月31日まで適用されていた旧耐震基準は
「震度5強程度の揺れでも建物が倒壊せず、
 破損したとしても補修することで生活が可能な構造基準」といったものです。
簡単に言い換えると、震度5程度の揺れであれば
倒壊・崩壊はしないけれど損傷を受ける可能性は大いにある、ということです。

近年では震度5程度の地震が年に数回起きることもあるため、
旧耐震の建物は損傷を重ねることで危険に陥る可能性もあるのです。

当時は震度6以上の大規模地震についてあまり考慮されていなかったため
こうした基準となっていましたが、
1978年に発生した宮城県沖地震の被害が大きかったことから教訓を得て
耐震基準の引き上げとなりました。

新耐震基準とは?

1981年6月1日から施行された耐震基準を新耐震基準と呼び、
それまでの旧耐震基準よりも耐震性に関する規定は厳格化されたものとなりました。

旧耐震では「震度5強程度で倒壊・崩壊しない」とされていましたが、
新耐震では「震度5強程度の中規模地震に対しては軽微なひび割れ程度に留め、
震度6〜7の大規模地震で倒壊・崩壊しないこと」が基準となりました。

実際、1995年に発生した阪神・淡路大震災では
新耐震で建てられた7割以上の建物は軽微な損傷・無被害で済みました。

2000年基準とは?

1981年の新耐震基準の施行後にも、2000年に耐震基準は改正されています。

新耐震基準が出来たことで、耐震性は向上したものの
1995年に発生した阪神・淡路大震災では多くの木造住宅が倒壊したために、
2000年6月の改正では木造住宅における耐震基準が変更となったのです。

この改正による耐震基準は「新・新耐震基準」「2000年基準」などと呼ばれており、
基礎形状・柱頭、柱脚、筋交いの接合方法・体力壁をバランス計算して配置することなどが
明記され、木造住宅の耐震性をさらに向上させるものとなりました。

新耐震基準と旧耐震基準の見分け方

1981年6月以降に建てられた建物は、新耐震基準が適用されているため
マイホームの購入で気を付けるべきは”中古戸建”の購入です。

新耐震と旧耐震、どちらの耐震基準で建てられているかは
築年数から大まかに判断することができます。

新耐震基準が適用されたのが”1981年6月1日以降”、
木造住宅における2000年基準が適用されたのが”2000年6月1日以降”ですので、
2022年時点で築40年以内の建物であれば新耐震、
さらに築20年以内の木造建物であれば2000年基準で建てられていると
考えて基本的には問題はありません。

ただしその日付は、築年月日などではなく“建築確認日”で確認する必要があります。

建築確認が1981年6月1日以降に行われたものかどうかは、
建築確認通知書や役所での確認が可能です。

まとめ

今回は”旧耐震基準と新耐震基準の違い”についてまとめてみました。

旧耐震と新耐震の建物では、耐震基準が大きく異なります。

お家探しにおいて、持っておきたい知識の一つですね。

耐震基準の見分け方は、建築確認申請が行われた日付が重要です。

また、耐震等級に関しては過去の記事
耐震等級とは?地震に強いお家に住むために知っておきたい1・2・3!も合わせてご確認ください。

安心して住み続けられるお家探しを行なってくださいね。

最後に

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