BLOG ブログ

建ぺい率に容積率?マイホーム買うなら知っておきたい5つのこと!

建ぺい率や容積率ってなんのこと?関係あるのは新築だけ?

こんにちは!

今回は「建ぺい率」「容積率」についてご紹介いたします。

土地探しをされている方や、お家を購入された方は
建ぺい率○%・容積率○%などと書かれた資料を見たり、
不動産の担当者から説明されたことがあるかと思います。

でも実際のところはよく分からない・・といった方も多いはず。

こちらでは、建ぺい率や容積率とは?新築の場合のみ関係するものなのか?など
分かりやすくご説明いたします。

1.建ぺい率や容積率は街の景観を守るための制限

建ぺい率・容積率とは簡単にいうと、
「ここの土地にはこのサイズまでの建物なら建築してOKですよ」というものです。

人々が好き勝手に色んな場所に色んな建物を建てられると
景観は損なわれ、街並みも滅茶苦茶になってしまいます。

高層ビルが立ち並ぶエリアに急に一軒家が建てられてたり、
逆に住宅街に高層の建物があったりしてはおかしいですよね。

そうした街の景観を守るために、建ぺい率や容積率が設けられているのです。

2.建ぺい率(建蔽率)とは?

建ぺい率とは敷地面積に対する建築面積の割合のことを言います。

建ぺい率に建物の高さは関係しないので、
図のように土地と建物を真上から見たときの、土地に対する建物の割合で判断します。
(※2階建て以上であれば、一番面積の広いフロアで判断)


建ぺい率や容積率は前項でもお伝えした通り、
街並みを守るために設けられているものです。

そのため、地域によってはこの建ぺい率にも違いがあり
建ぺい率が高いほど、土地に対して使える建物の面積は大きくなるので
土地が狭かったとしても希望の建物が建てられる可能性があります。

反対に建ぺい率が低ければ、
たとえ200㎡の土地に建物を建てたいと思っても、
建ぺい率が50%であれば100㎡を超えてはいけないため
いくら土地が広くても希望の建物が建てられない可能性もあるのです。

ただし、建ぺい率が高いということは
隣地も同じように敷地いっぱいに建物を建てることも考えられますので
そうなると日当たりが悪くなってしまったり、
お隣との距離が近いことから圧迫感を感じてしまうなんてことあるかもしれませんね。


建ぺい率自体は、建築面積 ÷ 敷地面積 × 100の計算式で求めることができます。

また、地域ごとの建ぺい率が知りたい方は、不動産の担当者に聞くも良しですし
市役所の都市計画課に問い合わせたり、行政によって建ぺい率などが記載された
都市計画図が公開されていることもあるので、ご自身でお調べいただくことも可能です。

3.容積率とは?

容積率とは、敷地面積に対する延床面積の割合のことを言います。

建ぺい率は建物を真上から見たときの、土地に対する建物の割合でしたが
容積率は、建物の延床面積(全フロアの合計面積)の割合で判断します。
(※バルコニーやロフト、吹抜け部分などは延床面積には含まれません)

こちらも建ぺい率と同じように制限が設けられているため、
好き勝手に高い建物を建てたりすることは出来ません。

例えば、容積率200%・建ぺい率60%の地域に100㎡の土地があるとすれば、
建てられる延床面積は200㎡・建ぺい率により建物面積は60㎡まで可能に。

この場合であれば、60㎡×3=180㎡で3階建ての高さの建物が建築出来るのです。

また容積率は、延床面積÷敷地面積×100の計算式で求めることができます。
ただし、建ぺい率と違い一点気をつけたいポイントが、全面道路が12m未満の場合です。
お家が立ち並ぶ地域であれば、幅員×0.4(地域により異なる)を計算し、
小さい方が容積率の上限になるのです。

ex. 容積率200%の地域でも前道が4mの場合
  4m×0.4×100=160%

となり、本来であれば200%まで建築可能のところが、
この土地に関しては160%までに抑えなければならないのです。

こうした容積率を無視して建物を建ててしまうと、
冒頭でもお伝えした通り、住宅街に高層の建物があったりしては
周りの住宅が日当たりや通風が悪くなってしまいます。
そうした環境を保護するために、建物を建てる際はこの容積率を守る必要があるのです。

4.場合によっては緩和されるケースも

建ぺい率・容積率ともに、ある条件を満たせば制限が緩和される場合があります。

まず建ぺい率に関して、以下の条件に1つでも当てはまると
地域ごとに定められた建ぺい率に+10%の緩和を受けることができ、
両方に該当すると+20%の緩和を受けられます。

・用途地域が建ぺい率80%以外で、防火地域内にある耐火建築物
・特定行政庁が指定した角地にある建物

また、建ぺい率が80%の場合で、防火地域内に耐火建築物を建てる場合は、
建ぺい率は100%になります。
通常、建物を建てる際は隣地との境界線から50㎝離して建てる必要があるところ、
この緩和により、敷地を100%使って建てることができるのです。


容積率もまた、一定の条件により緩和されるケースがあります。

1つは、建物内に地下室がある場合です。
住宅として使用する部分の床面積3分の1を限度として、容積率の計算から除外することが認められています。

例えば、土地が100㎡で容積率80%の場合、通常であれば建てられる建物は80㎡ですが、
地下室がある場合は80×2/3で最大120㎡まで建てられるのです。

その他にも、建物内に駐車場があるビルトインガレージと言われるお家であれば
床面積の5分の1が除外、ロフトなど屋根裏収納は直下床面積の2分の1が除外されます。

5.建ぺい率や容積率は中古戸建の購入なら関係ない?

新築時のみ気にすれば良いのかというとそうではありません。

中古物件を購入してリノベーションや増築をする場合や、
所有しているマンションが将来行うかもしれない建て替えにも影響します。

大きなお家に住みたいから、中古戸建を購入して増築しよう!と思っても、
建ぺい率を無視して増築は出来ないので、
予めその地域の建ぺい率がいくらなのかを知る必要があります。

容積率もまた同じです。

建ぺい率50%、容積率100%、土地100㎡の物件を購入したとします。
この場合、建築面積は50㎡なので、50㎡×2で延床100㎡の2階建てが建てられますよね。

しかし、この容積率がもし80%であれば、
建築面積は80㎡になり、40㎡×2で延床80㎡の2階建てもしくは80㎡の平屋になってしまい、
想像とは違うお家になってしまいます。

このように、建ぺい率や容積率はお家を建てる時だけではなく、
建売や中古の物件購入時にも将来のために知っておきたい知識なのです。

まとめ

今回は建ぺい率・容積率についてまとめてみました。

これからお家を建てられる方や、
将来増築などリノベーションをお考えの方は
ぜひこうした知識を少しずつつけて、後悔のないマイホーム購入を行なってくださいね。

最後に

HitoTokiは兵庫県明石市の西明石にお店がある不動産会社です🌿

不動産の売買仲介・注文住宅・リフォームのほか、
相続や贈与に関する無料の個別相談やライフプランニングなども行っております。

私たちが提供する学びの場で得られる「知識や体験」で、
将来のお金に対する不安を無くして貰いたい

そんな思いから、キッズマネースクールや大人のセミナーを開催しております*


「不動産屋さんに行ったらお家の購入を勧められそう・・」
「難しい用語ばかり使われてもわからない・・」「小さい子供もいるから行きづらい・・」

そんな心配はご無用です^^
弊社のスタッフが丁寧に分かりやすく、ご説明させていただきますので
どうぞお気軽にお問い合わせくださいませ*

お子様のキッズスペースもご用意しており、退屈しないよう
DVDやブロック、塗り絵やトランプなどもございます。

接客テーブルも2席のみで、店内もまるでお家なアットホームな雰囲気です^^
ゆっくりとご相談頂ける空間ですので、まずは一度遊びに来てみてくださいね!



【住所&連絡先】
兵庫県西明石北町1-3-20 エルコーポ88 1F
TEL:078-940-8977


弊社instagramでは、明石や神戸のお店や施設をご紹介しております✨
こちらもご興味のある方はチェックしてみてくださいね♪
*HitoToki instagram

また、こちらのHPとは別に、物件を掲載したHPもございます🌿
お家さがしをされている方は、ぜひこちらのリンクもチェックしてみてください♪
*HitoToki HP〜お家さがし〜


CONTACT
お問い合わせ

HitoTokiについてのご意見やご要望などは
お気軽に以下のフォームから
お問い合わせくださいませ。