まず建て替えとは、既存の建物を基礎部分から解体・撤去したのち、
その跡地に新たな建物を建築することを指し、
建て替えと新築の大きな違いは既存建物の解体・撤去の過程の有無です。

新築の場合は更地に新しく基礎を作り、お家を建てるため
水道管の引き込みなどが必要になりますが、建て替えの場合は水道管の引き込みは必要がありません。

またリフォームの場合は、建物の基礎や柱、梁などを残して行うため、
建て替えとの違いは既存の建物を取り壊すか、活用するかが違いとなります。

2023年度「住宅市場動向調査」（国土交通省）によると、
お家の建て替えや住み替えをした人が、建て替え前・住み替え前に住んでた住宅の
平均居住年数は全国平均で31.5年ということがわかっています。

建物の老朽化や性能にもよるため一概には言えませんが、
統計データから見ると築30年程が建て替え時期の目安となるようです。

①ハウスメーカーを探す

②建て替えプランの見積もりを貰う、プランを固める

③住宅ローンの事前審査

④工事請負契約

⑤住宅ローンの本審査

⑥解体・撤去工事を依頼

⑦仮住まいへの引っ越し

⑧解体・撤去工事

⑨新築工事（地盤調査や改良工事含む）

⑩引き渡し、登記手続き、引っ越し


大まかな流れはこちらになります。

建て替えの工程は新築と共通している部分も多くありますが、
建て替えでは既存の建物を解体・撤去するため、お家が建つまでの間
仮住まいへの引っ越しが必要となります。

建て替えにかかる費用は
建築費、解体費用、登記費用、税金、仮住まいにかかる費用に分けられます。

建築費は希望する間取りや設備、依頼するハウスメーカーによって大きく変動します。

解体費用も住宅の構造や建物の状態によっても異なりますが、
100万円〜300万円かかるケースが多いとされています。

登記費用や税金などの所謂諸費用は、新築住宅の場合、物件価格のおよそ3~6%とされているため、
100万円以上かかるケースもあります。

建て替えでは仮住まいにかかる費用と、２回分の引っ越し費用が必要となるので、
建て替えをご検討の際はこうした建築費・解体費用以外のコストもしっかりと考える必要があります。

今回は"お家の建て替え"についてまとめてみました。

お家の建て替えをする事情はご家庭によってさまざまです。

何から始めればいいのか分からないという方は、
まずは信頼できるハウスメーカーを選びましょう。

ハウスメーカーによって費用も変動し、
長期に渡る関係を築くパートナーにもなります。

複数の業者へ見積もりを取るなどし、
慎重に比較・検討することが大切です。

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