現代では、一般的に入り口から離れた場所にある、
畳よりも一段高くなっているスペースを「床の間」と呼びます。

よく掛け軸や壺などが飾られているのを見たことがありませんか？？

床の間の起源は諸説ありますが、始まりは室町時代と言われており
身分の高い人（殿様など）が座ったり寝たりする場所が
一段高いところにあった、そうした場所を「ゆか」とも呼んでいた、ということが
床の間と呼ぶようになった起源とされています。

床のあるお部屋は、お客様をもてなす最上のお部屋とされており、
お客様には床の間に一番近い場所・床の間を背にしてに座ってもらいます。

床の間に飾られる掛け軸や壺、お花は時代とともに
お客様をもてなす意味で装飾されるようになり、
床のあるお部屋にお客様を通すということが、歓迎の心を表します。

また、高貴な人が座る場所＝神様がいる空間という考え方から、
現代では床の間に上がったり座ったりする、また荷物置き場にするといったことは
タブーとされているため、床の間のある和室で過ごす際は注意が必要です。

床の間をフラットにリフォームをしたり、
堅苦しい雰囲気からモダンなタイプへリフォームしたりすると
収納スペースとしてもより使いやすくなります。

本棚や収納棚を設置するだけでも、スペースを有効活用できますね。

リフォームやDIYで扉をつけると、
来客用やお子様のお昼寝用のお布団、見せたくないアイテムの
収納にも役立ちます。

床の間スペースが広い場合は、カウンターを設けるなどして
作業スペース・ワーキングスペースにすると、空間を有効活用できます。

床の間自体、お部屋の奥に設置されていることが多いため
机やパソコン等の機械を置いても邪魔にならず、
ちょっとした書斎のような空間にもできます。

運動不足解消のためにも、トレーニングマシンや健康機などを置く
スペースに活用しても良さそうですね。

床の間をリフォームして、ご自身の趣味のグッズ、お好きなインテリアなどを展示するスペースとして使ったり、
キャットタワーなどを設けてペットの運動不足を解消できるスペースを作ってあげるのも良さそうですね。

今回は”床の間”についてまとめてみました。
本来の意味やマナー、使い方などを知ると
何となくある床の間のスペースに対して考え方も変わってきますよね。

そのままのスペースとして活用していくのか、
リフォームをして新たなスペースとして有効活用するのか、
皆さんに合った使い方をしてみてくださいね。

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