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地震に強いお家に住むために知っておきたい1・2・3!

耐震等級それぞれの違いは?耐震についての基礎知識

こんにちは!

今回は”耐震等級”についてご紹介いたします。

皆さんは耐震等級について等級ごとの性能など、ご存知でしょうか??

お家を建てたり、探したりする際によく耳にする言葉ですが
実際に中身をきちんと把握されている方は少ないのではないでしょうか?

地震に強く、ご家族が安心して過ごしていけるような
お家作りやお家探しができるように、
ここでは耐震等級の基礎知識を一緒に学んでいきましょう。

地震の発生回数は全世界の18.5%を占める

日本の国土面積は世界の0.25%でありながらも、
地震の発生回数の割合は、全世界の18.5%を占めるほど
地震が頻繁に発生する日本は、地震大国とも呼ばれていますよね。

理由としては地震・火山活動が活発な環太平洋変動帯に位置するためですが、
日本にいる以上、私たちはこの地震と付き合っていかなければなりません。

明石市からも震源地が近く、被災された方も多いかもしれません
阪神・淡路大震災以降も、新潟中越地震、東日本大震災、熊本地震に
北海道胆振東部地震など、100年に1度と言われるような
震度6以上の大地震が数年に1度のペースで発生しています。

また近い将来にも、大規模地震が想定されており
南海トラフ巨大地震、首都直下地震をはじめ
その他の地域でも地震は起こる可能性があります。

こうした地震から、家族を守り、お家を守るためにも
耐震についての知識を持つことは大切なことなのです。

耐震等級とは?

耐震等級とは、地震に対する建物の強さ(耐震性)を表す指標のことです。

地震に強いお家を作りたい、選びたいと思っても、
建築のプロでない素人な私たちには、図面等の資料を見たところで
そのお家が地震に対して、どれほど強度があるお家なのか、なんて分かりません。

そんな私たちにも分かるように表示されているのが、この耐震等級という基準です。

耐震等級は2000年に施行された、品確法と呼ばれる
「住宅の品質確保の促進等に関する法律」に基づき制定されたもので
建物の耐震性に応じて、3つのランクに分けられています。


ランクには、等級1〜等級3まであり、
等級1は建築基準法で定めた最低限の耐震性能を満たしてる建物、
これ以下は危険だというランクです。
そしてそれを基準に等級2、等級3と定められており、
数が大きくなるほど地震に強いお家であるということが言えます。


①耐震等級1

「耐震等級1」は、「極めて稀に(数百年に一度程度)発生する地震による力(建築基準法施行令第 88 条第3項に定めるもの)に対して倒壊、崩壊等しない程度」日本住宅性能表示【国土交通省】よりと定められている、
等級の中で最も低いランクになります。

震度6〜7の地震に1度は耐えれられる程度の耐震性であり、
すぐに倒壊・崩壊はしないけれど、損傷の程度によっては
大規模な修繕や建て替えが必要になる可能性があります。



②耐震等級2

「耐震等級2」は、耐震等級1の1.25倍の強度があることを示しています。

長期優良住宅に認定されるためには、耐震等級2以上が条件とされており、
また、地震や水害等の災害時における避難場所となる
学校や病院などの公共施設も耐震等級2以上が必須となっています。

震度6〜7の地震にも耐えられる強度があり、
その後も損傷した箇所を修繕することで建て替えの必要もなく
生活できる可能性があるとされています。

ただし、熊本地震の際には1回目の揺れでは耐えれた建物も
2回目の揺れでは耐えきれず倒壊してしまった長期優良住宅もありました。


③耐震等級3

「耐震等級3」は耐震等級1の1.5倍の強度があることを示しています。

耐震等級の中で最高ランクに位置し、
災害時には救護活動や復興の拠点となるような建物、警察署や消防署などは
耐震等級3を満たしているケースが多くあります。

震度6〜7の地震にも耐えられ、その後も修繕することで
引き続き生活することができる建物です。

熊本地震の際も、耐震等級3の建物は8割以上が無被害で、
残りの建物も損傷は少なく大きな被害を受けずに済みました。

耐震・免震・制震の違い

地震に強いお家を考えるポイントして、3つの「○震」があります。

揺れに耐える建物の強度の目安を示した「耐震」

揺れを軽減し建物へのダメージを減らす「免震」

揺れを軽減し制震部材により振動を吸収する「制震」 です。

耐震と似た言葉ではありますが、それぞれ役割が違います。

耐震・免震・制震の違いをしっかりと把握して
地震に強いお家作りや家探しを行ってくださいね。

まとめ

今回は”耐震等級”についてまとめてみました。

耐震等級についての知識があると、
しっかりとご自身の要望を工務店やハウスメーカー、
お家探しの場合は不動産会社に伝えることができるため
後悔のない不動産購入が行えます。

お家を建てる際、耐震等級を決めるのはご自身です。

等級の高いお家に住みたいという希望がある場合は、
素人だからと遠慮せず、ハウスメーカーや工務店に
「耐震等級3の家に住みたい」と最初に伝えてみましょう。

等級による地震保険の保険料の割引などもあるので、
そうしたことも合わせて相談していくと良いでしょう。

最後に

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