マイホームの購入において、最も多くの方が後悔するポイントではないでしょうか。

住宅ローンの返済額はローンの契約時には分かっていることですが、
返済期間が長いために、何が起こるかわからない人生において
返済がきつい・苦しいと感じてしまうこともあります。

例えば、夫婦２人の収入を見込んでローンを組んだものの
出産を機に１人が仕事を退職したり、また病気や怪我で仕事が出来なくなったり
子供の養育費の支出が思ったよりあったなどが挙げられます。

返済計画を立てる際は考えられる様々なリスクやライフイベントを考慮し、
無理のない計画を立てることが大切です。

戸建・マンション問わず、不動産を所有すると維持費がかかってきます。

マンションでは管理費・修繕積立金・駐車場代が、
戸建では固定資産税・都市計画税・リフォーム時の積み立て金などが維持費としてあげられます。

マンションの外壁や設備、共有部分における管理や修繕は
全てマンションの管理会社が行います。

自身で管理する必要がないことがマンションに住むメリットでもありますが、
その分、管理費・修繕積立金といった費用の支払いが必要となります。

戸建の場合は、新築時はなんの手入れもリフォームも必要がなくとも
時間が経過するとともに建物は劣化してきます。

その後も安心して暮らしていけるよう、戸建は10年に一度のペースで
外壁塗装や屋根塗装が必要とされており、
その分の積立金を自身で貯めておかなければなりません。

更に戸建は毎年、固定資産税などの支払いもあるため、
余裕をもった資金を準備しておくことが大切です。

お家探しをスタートされる際、多くの方は
「閑静な住宅地がいい」「駅・スーパーが近い場所がいい」「子供の学校区はここがいい」など、
希望する立地があるかと思います。

しかし人気のエリアはその分購入価格も上がるため、
予算の関係で希望の立地に住めなかったり、
建売などで物件自体が気に入り希望の立地を妥協した方という方もいるでしょう。

生活する前は、この程度なら大丈夫、問題ないと思った妥協点も
いざ住んでみると思っていた以上にストレスを受ける可能性があります。

特に大きな道路に面しており騒音が酷い場所や、
通勤で交通機関を利用するも最寄り駅が遠い・乗り換えが必要など、
毎日の生活に関わってくるポイントを妥協する場合は注意が必要です。

人生において家族構成が変わることは十分に考えられます。

一番に思い浮かぶのは子供の人数が増えることではないでしょうか。

マイホーム購入時に想定していた人数よりも増えて、
住んでいるお家が狭く感じることがあります。

子供が成長し一人部屋を設けるにも、
部屋数が足りないなんてこともあるかも知れません。

また、親と同居することになったり、親の介助が必要になるパターンも考えられます。

そうした場合に用意できるお部屋があるのかどうかなど、
マイホームを購入する際は、将来を見据えて検討しなければなりません。

間取りや設備などに後悔している場合はリフォームをしてしまうのも一つです。

内容によっては比較的安く行えるリフォームや、
同時に行うことで費用を抑えることができる工事などがあります。

希望を書き出してみて、一度リフォーム会社に見積もりを依頼し
予算内でリフォームが行えるかどうかを聞いてみましょう。

リフォームを検討する際は、住宅ローンの支払いとリフォーム費用を
合わせた支いが可能かどうかも考える必要があります。

住宅ローンの月々の支払いや税金などの維持費によって家計が圧迫されている
という方は、まずは資金計画を見直す必要があります。

月々の支払い額を減らすために返済期間を伸ばすことは可能か？
金利の低い住宅ローンへ借り換えが可能か？

お家の購入を行った不動産会社の担当者や金融機関などに相談して
見直してみることで、家計の負担も軽くなるかもしれません。

また、ライフプランを立てる、立て直してみることも大切です。

ライフプランを立てることで、今後必要となる資金も明確になるため
マイホームをどうするべきか？という選択にも最良の答えを出せるようになるでしょう。

ライフプランについては過去の記事、
「ライフプラン」描けてますか？夢のマイホーム購入に向けてにてご紹介してますので、こちらも合わせてご確認ください。

一生に一度と思って購入した夢のマイホーム、
せっかく手に入れたのに手放すのはもったいないのではないか？そんな風に
思ってしまうかもしれません。

ですが、後悔しながらそのマイホームに住み続けるのはストレスがかかります。

気持ちを切り替えるためにも、お金回りの不安を解消するためにも、
マイホームを売却するというのも選択肢の一つなのです。

不動産の価値は年々下がっていくため、
築年数が少ないうちに売却した方が、早く、高く売れるとされています。

市況によっては購入時よりも高くなっている可能性もあるため、
売却をお考えの方はまずは不動産会社で査定をしてもらうことをお勧めします。

今回は”マイホーム購入で後悔するケース”についてご紹介しました。

夢のマイホームを手に入れたつもりでも、
ちょっとした妥協や、ライフプランの変化によって
マイホームの購入を後悔してしまうことがあります。

購入を後悔しないためには、検討時から将来を見据えること、
しっかりとした資金計画を立てることが必要となります。

すでに後悔してしまっているという方は、
自分たちにとっての最良はどれかをしっかりと考えてみましょう。

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