スタディスペースとは、リビングなどの空間に設けられた学習スペースのこと。

スタディコーナー、ワークスペースとも呼ばれており、
勉強や読書、仕事などができる作業用のスペースを指します。

同じような用途として「書斎」や「勉強部屋」などもありますが、
こちらは空間の一部ではなく個室が必要になります。

スタディスペースは個室を持つ必要がないため
今ある空間に簡単に設けることもできるのです。

・集中力が身に付く
・宿題など、分からない点をすぐに教えてあげられる
・兄弟と一緒に宿題ができる
・子供が個室に籠ることを防げる
・子供部屋を広く取る必要がない

リビングにスタディスペースを設けると、
必然的に洗い物や料理をする音、足音などの生活音の中で勉強することになるため
どんな環境でも集中できるようになると言われています。

子供が宿題に躓いた時も、分からない点をすぐに教えてあげることができ
家族同士のコミュニケーションも自然と増えていくでしょう。

また子供部屋にわざわざ勉強机を置く必要もないため、
子供部屋をコンパクトなサイズにすることができるのもメリットの一つです。

・性格によっては集中できない場合もある
・スタディスペースでの作業に気を遣い、団欒できない
・物置になる可能性がある

小学生の宿題に関するとある意識調査では、
子供を持つ家庭の約7割がリビング学習を選択していると言う結果が出ています。

ただし、すべての子供がそうした生活音の中で
行う勉強の方が集中できるわけではなく、
子供の性格によっては共有スペースでの勉強は身に入らないこともあるでしょう。

また子供の宿題、大人の在宅勤務どちらも言えることですが、
リビングと言う共有の空間で勉強や仕事を行なっていると、
周りの家族が気を使ってしまい、くつろぐことができないということも起こり得ます。

上記のように、いざ作ってみたものの使い勝手が悪く
結果としては物置になってしまう場合もあるのがスタディスペースを設けるデメリットの一つです。

集中が途切れる大きな要因の一つは"視覚"ですよね。

リビングにはテレビや漫画やゲームなどが置かれた棚など
様々な誘惑があることでしょう。

そうした誘惑が視界に入らないような設計にすることが
勉強が捗る空間にするためのポイントの一つです。

スペースからテレビや棚が見えないように家具を配置して視線を遮るなどの工夫が必要です。

もしくは簡易間仕切りを設けて、スペースをしっかり区切ってしまうことも一つです。

そうすることで、家族と同じ空間でありながらも
気持ちを切り替えやすく、更に集中しやすい環境を作ることができます。

今回は"スタディスペース"についてまとめてみました。

スタディスペースを間取りに組み込む場合は
誰が・どんな目的で使うのか、性格に合っているのか？などを
しっかり検討することが大切です。

お家作りを行う際はこうしたメリット・デメリットも理解したうえで
スタディスペースの導入をご検討ください。

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