リフォーム済み物件とは、前居住者が退去した後に
内装や設備、戸建であれば外装などを新たに改築・改装された物件のことをいいます。

そしてリフォーム済み物件には不動産会社によるリフォーム物件と、
個人や投資家によるリフォーム物件の２種類があり、
主に市場に出回っているのは不動産会社が所有している物件となります。

①完成物件を見れる

完成前の新築や、リフォーム前の中古物件と異なり
リフォームが完成した状態の物件を内覧することができます。

そのため入居後の生活をイメージしやすく、
必要な家具の大きさや配置なども見えてくるため
購入後に「イメージと違った」といった後悔をすることも少ないでしょう。

②リーズナブルな価格

ほとんどのリフォーム済み物件では、
内装や外装、水回りの設備などをリフォームされているため
新築や築浅の住宅の変わらないほどの美観でありながらも
リーズナブルな価格で手に入れられることが多くあります。

相場ではリフォーム済み物件は新築住宅に比べて
約25%抑えられるとも言われています。（戸建の場合）

③資金計画が立てやすい

リフォーム前の中古住宅を購入する場合には、
改築、改装に係る費用をあらかじめ算出する必要があり、
必ずしもその予算内で抑えられるというわけではありません。

リフォームを進めるうちに、新たに修繕が必要な箇所が見つかったり
人員や資材の高騰など、さまざまな要因が考えられます。

その点リフォーム済み物件は最初から販売価格が決まっているため
資金計画が立てやすいのです。

④すぐに入居できる

リフォーム済物件であれば、契約や決済の日程が合えばすぐに入居することが可能です。
入居まで仮住まいで暮らす必要もないため、そうした費用も抑えられます。

①見えない箇所の老朽化が進んでいる

内装や設備など、眼にみえる場所は綺麗にリフォームされていても、
建物の構造体の状態などを確認せずにリフォームを行なっている物件もあります。

そうした場合は耐震問題やシロアリ被害、雨漏りなど様々なリスクが大きくなるため
築年数の建ったリフォーム済物件には注意が必要です。


②価格設定が割高

リフォーム済物件の場合、リフォーム費用や利益率が加算されているため
広さ、建物、築年数が類似しているリフォームなしの物件に比べて
価格設定が割高になっている場合があります。

今回は"リフォーム済物件"についてまとめてみました。

資金計画や生活のイメージが掴みやすく、
新築同様の暮らしやすさを感じられるリフォーム済物件。

ですがその反面、構造体など見えない箇所の老朽化や
信頼できる施工会社に行われたリフォームなのかどうかなど、
そうした内容の把握が難しい点がデメリットとしてあげられます。

リフォーム済物件を購入する際は、住宅診断を受けたり、
契約内容や保証内容も併せてしっかり確認することが大切です。

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